2018年12月11日
純粋に信じて祈る

祈る。
人間の力ではどうにもならないことをご神仏に請い願う。人類の長い歴史の中、世界各地で様々な形で人々を支えてきた行為です。歴史上にも文化として色濃く存在しているものとして神道や仏教・道教・キリスト教などが挙げられますが、どれも祈ることを大切にしています。
現代社会では科学技術が発達し、人間の願いの多くが現実的に達成できるようになったためか、祈ること自体が減り、ご神仏すら軽視する風潮が見受けられます。ご神仏やその働きは目に見えないですし科学的に証明されているわけでもないため、その存在を具体的に知ることもできません。なおさら軽視される理由なのかもしれません。
そんな中でなぜあえて「祈る」のか。それはご神仏の側からすると「それでも信じて祈るなら力を貸しましょう」という世界だからです。人間の世界でも真剣に相談してくる人には力になってあげたいと思いますよね。それと同じなのです。
理屈ではなく純粋に信じて祈る。その真心が届いたときに物事が動きます。この仕組みを知識としてではなく、心から理解することが大切なのです。ただ、最初は半信半疑でもかまいません。まずは形だけでも祈ってみる。ここから始めてみませんか。
Posted by 老闆 at 17:09
│恭敬會會長講話